毒で苦い恋に、甘いフリをした。
「わっ…さいあくー」
「結芽?」
放課後。
校門を出て、ニカと黒崎くんと歩いていた。
私はそのまま帰るんだけど、ニカと黒崎くんはデートだから途中まで一緒に行こうってニカが言ってくれた。
ちょうどバス停の方向と分かれ道に差し掛かったところだった。
「体操服忘れたー!」
今日は体育があった。
連続で着るのは気持ち悪いのに、
よりにもよって明日は休みだから今日絶対に持って帰らなきゃ最悪なことになる。
「戻るねー…。一緒に帰ってくれてありがと!バイバイ!」
「一緒に行こうか?」
「だーめ!早くデートに行きなさいっ!黒崎くんもありがとね」
「別に急いでないしついてくけど?」
「ううん!大丈夫!じゃーね」
ニカの背中を押して手を振った。
「もー。気をつけてね」
ニカ達が見えなくなるまで見送って、また歩いてきた道を戻る。
私には用事が無いから全然平気なんだけど、
こうやって一人になるとやっぱり寂しい。
ゆうれいがいたらいたでまた邪険にしちゃうんだろうけど…。
「結芽?」
放課後。
校門を出て、ニカと黒崎くんと歩いていた。
私はそのまま帰るんだけど、ニカと黒崎くんはデートだから途中まで一緒に行こうってニカが言ってくれた。
ちょうどバス停の方向と分かれ道に差し掛かったところだった。
「体操服忘れたー!」
今日は体育があった。
連続で着るのは気持ち悪いのに、
よりにもよって明日は休みだから今日絶対に持って帰らなきゃ最悪なことになる。
「戻るねー…。一緒に帰ってくれてありがと!バイバイ!」
「一緒に行こうか?」
「だーめ!早くデートに行きなさいっ!黒崎くんもありがとね」
「別に急いでないしついてくけど?」
「ううん!大丈夫!じゃーね」
ニカの背中を押して手を振った。
「もー。気をつけてね」
ニカ達が見えなくなるまで見送って、また歩いてきた道を戻る。
私には用事が無いから全然平気なんだけど、
こうやって一人になるとやっぱり寂しい。
ゆうれいがいたらいたでまた邪険にしちゃうんだろうけど…。