毒で苦い恋に、甘いフリをした。
「おいしいからちょっとくらい共有しようよ」
あんなに怒ってたくせに、コロッと機嫌良さそうに私の取り皿にナポリタンをよそってくれた。
「ナンセンスって言われたのになんでうれしそうなの」
「俺達をカップルだって思ってくれたから」
「えー」
「そんな風に見えるんだね」
今日イチくらい、機嫌がいいみたい。
ゆうれいは置かれていたタバスコをちょっとだけかけた。
粉チーズには触れなかった。
「チーズかけないの?」
「うん。きらい。においが」
「分かる。私も。辛いのは平気なの?」
「タバスコはちょっとはかけたい」
「分かる。私さー、辛い味は好きなんだよね?でも体があんまり受けつけないみたいでさ。すぐお腹壊しちゃうの。だから食べたいのに食べられなくて悔しいんだよね」
「そーなん!?俺も同じ!」
ナポリタンを一口頬張ったゆうれいは本当に幸せそうで、つられて私も口に運んだ。
本当においしい。
ゆうれいの表情が余計にそう感じさせているのかもしれない。
あんなに怒ってたくせに、コロッと機嫌良さそうに私の取り皿にナポリタンをよそってくれた。
「ナンセンスって言われたのになんでうれしそうなの」
「俺達をカップルだって思ってくれたから」
「えー」
「そんな風に見えるんだね」
今日イチくらい、機嫌がいいみたい。
ゆうれいは置かれていたタバスコをちょっとだけかけた。
粉チーズには触れなかった。
「チーズかけないの?」
「うん。きらい。においが」
「分かる。私も。辛いのは平気なの?」
「タバスコはちょっとはかけたい」
「分かる。私さー、辛い味は好きなんだよね?でも体があんまり受けつけないみたいでさ。すぐお腹壊しちゃうの。だから食べたいのに食べられなくて悔しいんだよね」
「そーなん!?俺も同じ!」
ナポリタンを一口頬張ったゆうれいは本当に幸せそうで、つられて私も口に運んだ。
本当においしい。
ゆうれいの表情が余計にそう感じさせているのかもしれない。