毒で苦い恋に、甘いフリをした。
「今日は誘ってくれて本当にありがとう」
こころちゃんに言われて、私とニカは顔を見合わせた。
「ううん。逆に邪魔しちゃってない?かっちゃんも本当は二人っきりが良かったかも」
「そんなことないよ!風くん、すっごく楽しみにしてたし、私もみんなと遊べるきっけがあってうれしいよ」
「なんでそんなに喜んでくれんの?」
ニカが聞きながらいちごあめを頬張った。
バリバリって割れるあめの音が小気味いい。
「風くんにとって大事な人達だから…。私だけ浮いちゃってるのは寂しいし…」
かっちゃんが大事にしている人達だから自分もその輪の中に入りたい。
彼女の立場なら、それも自分一人だけが後から入った感じだったら、そう思うのは当然だし寂しいと思う。
でも私は違う。
毎日毎日、かっちゃんの恋なんて壊れてしまえって願い続けてた。
こうしてる今だって何かチャンスがあればかっちゃんと二人っきりになれるかもしれないのに。
そんなことを考えている自分が恥ずかしい。
こころちゃんに言われて、私とニカは顔を見合わせた。
「ううん。逆に邪魔しちゃってない?かっちゃんも本当は二人っきりが良かったかも」
「そんなことないよ!風くん、すっごく楽しみにしてたし、私もみんなと遊べるきっけがあってうれしいよ」
「なんでそんなに喜んでくれんの?」
ニカが聞きながらいちごあめを頬張った。
バリバリって割れるあめの音が小気味いい。
「風くんにとって大事な人達だから…。私だけ浮いちゃってるのは寂しいし…」
かっちゃんが大事にしている人達だから自分もその輪の中に入りたい。
彼女の立場なら、それも自分一人だけが後から入った感じだったら、そう思うのは当然だし寂しいと思う。
でも私は違う。
毎日毎日、かっちゃんの恋なんて壊れてしまえって願い続けてた。
こうしてる今だって何かチャンスがあればかっちゃんと二人っきりになれるかもしれないのに。
そんなことを考えている自分が恥ずかしい。