風に耳をあてる
第1章 君が嬉しいと喜ぶ人
「君が嬉しいとね、私も、嬉しいんだよ。君が、
笑うとね、私も、笑顔になれるんだよ」
耳たぶおじさんは、風に耳をあてる。
そして、何度もこの言葉を伝えたよ。
風は、言ったよ。
「ボクは、生きることしかできないよ。
誰も、手を繋いでくれないっ!」
風は、涙をこぼした。
耳たぶおじさんは、風に寄り添った。
「風さん、君は、私の全てだよ。
君がいるから、ボクは、息ができる。
生きられる!ありがとう。ありがとう」
耳たぶおじさんは、風に、にっこり笑ったっ!
風は、涙の香りをもった。
風は、ここにいる。
「風さん、私は、いつも見てたよ!
風さんが、歩くところ!空気を運んでくれるところっ!
ありがとう!
体がゆらゆら気持ちいよ、心が、飛んでくのっ!
体は、飛べないのにね。」
花は、笑顔で言ったよ!
幸せな気持ちが、幸せな気持ちを咲かせたっ!
「今日も、良い日だった!」
耳たぶおじさんは、風と花に手を振った。
そして、夕焼けのお家へ、帰っていったよ。
笑うとね、私も、笑顔になれるんだよ」
耳たぶおじさんは、風に耳をあてる。
そして、何度もこの言葉を伝えたよ。
風は、言ったよ。
「ボクは、生きることしかできないよ。
誰も、手を繋いでくれないっ!」
風は、涙をこぼした。
耳たぶおじさんは、風に寄り添った。
「風さん、君は、私の全てだよ。
君がいるから、ボクは、息ができる。
生きられる!ありがとう。ありがとう」
耳たぶおじさんは、風に、にっこり笑ったっ!
風は、涙の香りをもった。
風は、ここにいる。
「風さん、私は、いつも見てたよ!
風さんが、歩くところ!空気を運んでくれるところっ!
ありがとう!
体がゆらゆら気持ちいよ、心が、飛んでくのっ!
体は、飛べないのにね。」
花は、笑顔で言ったよ!
幸せな気持ちが、幸せな気持ちを咲かせたっ!
「今日も、良い日だった!」
耳たぶおじさんは、風と花に手を振った。
そして、夕焼けのお家へ、帰っていったよ。