私のカクシゴト ~アイドルの私とあの人気歌い手！？~

5.どこかで見たことあるような？

　ズラリと綺麗な男の子4人が、いま、私の目の前にいます
　……ほんとに、何この状況
　「あはは、びっくりしたよね。じゃあ、まず、この人は水戸美華ちゃん。ぼくのお隣の人だよ。同い歳だって」
　「……なるほどな」
　「じゃ！俺から！」
　玄関で最初に出てきてくれた元気そうで明るい黒髪男子
　「俺、広瀬 和真(ひろせ かずま)！13！！この近くの中学に引っ越すって、え！？美華その制服！俺たちが行く中学の制服だぜ！？」
　そ、そうなんだ、彼、和真くんは同じ学校に……
　うん？俺たち？
　「ま、まさかエスパ」
　「バカ和真。偶然に決まっているだろう？」
　「む。じゃ、圭、次な」
　「……ああ」
　メガネのブリッチをクイッとあげる
　私の変装メガネと違って、
　圭、と呼ばれた人物はカッコよくて決まっていた
　本当に、なんなのこの集団。
　でもまって、この声、どこかで……
　「……僕は先坂 圭(さきざか けい)。中一。一応、このバカ和真とみんなの仲間だから」
　よろしく。と素っ気なく言われてしまった
　もしかして、クールな性格なのかな？
　「もー！圭ったらあ！もう少し愛想良くしなさい！」
　「てか！俺ディスられた！？」
　「……圭？」
　圭くんはぷいっとそっぷを向かれちゃった
　なんだか、壁がある人だな
　「むー、もう。あ！そうだった！ボクだった！」
　可愛い男の子が私に改める
　「ボク、森川 遥斗(もりかわ はると)って言います。中一です！人とお話するの大好きだから！えっと、美華、ちゃんだよね？ぜひ！仲良くしたいです！！！」
　「あはは、うん。よろしくね」
　まさか、この子は中一だったなんて
　すっかり年下かと思ってたよ
　「まあ、こんな感じだから、よろしくね」
　ドキッとするような微笑みをする夏くん
　「あ！うん！よ、よろしくね」
　「よろ〜！」
　「……よろしく」
　「よろしくお願いします！！」
　この集団………

　なにもの！！！？？？