双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~
おやつタイムが終わり、子どもたちはリビングでお絵描きを再開する。
「ママ、ヒコーキ、かいて」
テーブルいっぱいに広げてある紙に、ふたりが思い思いの絵を描いている。
その中に、飛行機に見えなくもない絵があった。
「はーい。じゃあ何色がいい?」
大空が「これー」と差し出した水色のクレヨンで飛行機の絵を描く。まずは胴体を描き。
「これが、主翼ね。これがエンジンでしょ」
今日はT字尾翼にしてみよう。ん? あれ? バランスが。やっぱり通常型に変更。
そういえば、航輝さんとふたり空を見上げ、飛行機当てのクイズをしたな。なんて思い出しながら描く。
もちろん彼はいつだって正解。あのときは飛行機オタクだと言っていた彼の話を信じていたから、まったく不思議に思わなかった。
パイロットじゃ、そりゃ当てるわよね。視力だっていいもの。
「垂直尾翼に、水平尾翼。はーい、出来上がり」
そもそも絵が下手なので仕上がりはいまいちだが、二歳児よりはいくらかマシだ。
「ママ、ヒコーキ、かいて」
テーブルいっぱいに広げてある紙に、ふたりが思い思いの絵を描いている。
その中に、飛行機に見えなくもない絵があった。
「はーい。じゃあ何色がいい?」
大空が「これー」と差し出した水色のクレヨンで飛行機の絵を描く。まずは胴体を描き。
「これが、主翼ね。これがエンジンでしょ」
今日はT字尾翼にしてみよう。ん? あれ? バランスが。やっぱり通常型に変更。
そういえば、航輝さんとふたり空を見上げ、飛行機当てのクイズをしたな。なんて思い出しながら描く。
もちろん彼はいつだって正解。あのときは飛行機オタクだと言っていた彼の話を信じていたから、まったく不思議に思わなかった。
パイロットじゃ、そりゃ当てるわよね。視力だっていいもの。
「垂直尾翼に、水平尾翼。はーい、出来上がり」
そもそも絵が下手なので仕上がりはいまいちだが、二歳児よりはいくらかマシだ。