双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~
子どもたちが急に熱を出しても心配ないよう、近くにある評判のいい小児科を調べておくことと、早くから部屋を暖めておいてもらえるよう頼んだ。
「明日さ、子どもたちも連れて那須に行くんだ」
「おおー、早速旅行か?」
仁がニヤニヤと笑う。
「子どもたちはまだ雪を見たことがないからさ、楽しみだ」
「そりゃどうも、ごちそうさま」
開き直る俺に呆れたのか、仁がやれやれとため息をつく。
「それで? 結婚は決まったのか?」
「まだだ。返事待ちさ」
今はただ、なにはなくとも茉莉と双子と一緒にいられるだけでいい。
茉莉も同じ気持ちだといいが……。
「あ、そうだ。航輝、頼まれていた調査、あがってきたぞ」
仁が鞄から取り出したのは警備会社の封筒だった。
早速封筒を開けてみると、茉莉の実家についての調査報告が入っている。
仁の警備会社は極秘で調査会社のような仕事も引き受ける。金沢にも支店があると聞き頼んでいた。
「サンキュー」
「明日さ、子どもたちも連れて那須に行くんだ」
「おおー、早速旅行か?」
仁がニヤニヤと笑う。
「子どもたちはまだ雪を見たことがないからさ、楽しみだ」
「そりゃどうも、ごちそうさま」
開き直る俺に呆れたのか、仁がやれやれとため息をつく。
「それで? 結婚は決まったのか?」
「まだだ。返事待ちさ」
今はただ、なにはなくとも茉莉と双子と一緒にいられるだけでいい。
茉莉も同じ気持ちだといいが……。
「あ、そうだ。航輝、頼まれていた調査、あがってきたぞ」
仁が鞄から取り出したのは警備会社の封筒だった。
早速封筒を開けてみると、茉莉の実家についての調査報告が入っている。
仁の警備会社は極秘で調査会社のような仕事も引き受ける。金沢にも支店があると聞き頼んでいた。
「サンキュー」