月とスッポン 奈良へ行く
外に出ればすでに車が置いてあり、心なしか車が綺麗になっているような気がする。
なんか申し訳ない。
すみませんとスタッフに頭を下げる。
荷物を運び入れれば、
「さぁ、出発」と運転席に向かえば、
「茜はあっち」と助手席を指さされる。
「次は私の番だと思いますが」
少し強めに主張すれば
「ここは1000年経ってませんから、寄り道であり、目的地ではありません」
なんて屁理屈だ。
睨みつけてやれば、
「近くで見る時間はないようなので、平城宮跡の前を通過してから、興福寺に向かおうと思います。なので、助手席から写真を撮ってくれませんか?
復元した遣唐使船や朱雀門が見れますので」
そう言われちゃ、しょうがない
渋々助手席に回る。
上手い事、手の平で遊ばれている感があるけれども!
朱雀門は見たいので素直に従っておこう。
役に立つではないか
田園風景を通り、
川の向こうあたりだろう見えない薬師寺と唐招提寺に「次回こそ来ます」と誓い、
店が多くなってきたなと思った瞬間に一気に広がる空。
大河がスピードを落としたのがわかる。
窓を開け、通り過ぎる遣唐使船と朱雀門をムービーで収める。
あっという間の瞬間を確認していると、あたりは街中に入る。
今までいた長閑な景色とは一変し、また別の世界に来たようだった。
なんか申し訳ない。
すみませんとスタッフに頭を下げる。
荷物を運び入れれば、
「さぁ、出発」と運転席に向かえば、
「茜はあっち」と助手席を指さされる。
「次は私の番だと思いますが」
少し強めに主張すれば
「ここは1000年経ってませんから、寄り道であり、目的地ではありません」
なんて屁理屈だ。
睨みつけてやれば、
「近くで見る時間はないようなので、平城宮跡の前を通過してから、興福寺に向かおうと思います。なので、助手席から写真を撮ってくれませんか?
復元した遣唐使船や朱雀門が見れますので」
そう言われちゃ、しょうがない
渋々助手席に回る。
上手い事、手の平で遊ばれている感があるけれども!
朱雀門は見たいので素直に従っておこう。
役に立つではないか
田園風景を通り、
川の向こうあたりだろう見えない薬師寺と唐招提寺に「次回こそ来ます」と誓い、
店が多くなってきたなと思った瞬間に一気に広がる空。
大河がスピードを落としたのがわかる。
窓を開け、通り過ぎる遣唐使船と朱雀門をムービーで収める。
あっという間の瞬間を確認していると、あたりは街中に入る。
今までいた長閑な景色とは一変し、また別の世界に来たようだった。