朔くんに迫られるんですが
お母さんがお弁当を作ってくれている横で、グラノーラにヨーグルトをかけて食べ、朝ごはんを簡単に済ませ、出来上がったお弁当を受け取ると、玄関を出た。
何も変わらない一日だけど、朔との関係が少し変わっただけで、足が軽い。
別に学校は嫌いじゃない。
友達だって居るし、授業もある程度理解はしているつもり。
苦しいことは何一つないけど、誰かの彼女という立ち位置になると、開放的になる。