朔くんに迫られるんですが
もう一度言えだの俺はそれ以上だの、また迫られてしまう。
それに自分から言うのは、少し恥ずかしい。
「そんなこと言ったら、何!?その先に何があるの?」
〝そんなこと言ったら…〟のその先を言葉にしなかったから勝手に想像されて、その先を言えって鼻息を荒くした三人が私を囲む。
「…言わない!何でもないから!」
尋問は避けたくて走り出すと、後を追ってきた三人。
キャッキャと騒いで、青春の見本のような戯れで私たちは、学校に着いた。