朔くんに迫られるんですが
当然朔は教室に居なくて、空っぽの隣の席が寂しい。
当たり前のように朔が隣に居たから、ほんの数時間でも当たり前がなくなると、落ち着かない。
私が家を出る時にメッセージが来たから、今から準備したとしても一時間目には着くだろう。
朝のホームルームで先生からの連絡事項だと話す内容を、しっかりメモに取った。
一時間目の授業も板書に加えて、口頭で聞いたお役立ち情報もノートの端にメモする。
「何やってんだ、私」