朔くんに迫られるんですが
「…え?そうなの?」
「別に寂しくはないかな。…あ、でも学校は一緒に行きたかった」
本音を言ったら朔以外の三人に睨まれたから、私なりに察して、また本音を重ねた。
「ごめんな。昨日眠れなくて、朝方寝たら寝坊した」
「何で眠れなかったの?遼ちゃん、いつでもどこでも寝るの得意じゃん」
「森沢さ…。ここで言わす?公開処刑かよ…。茅柴が付き合うって言ってくれたのが嬉しくて、眠れなかったんだよ」
今日は本音暴露大会のようで、朔は遅刻したからその罰として納得できるけど、私はただ恥ずかしいだけ。
何これ。この感想に尽きる。
熱が顔に集まると、三人のガヤが飛び交った。