朔くんに迫られるんですが





「調子乗ったな…」




廊下に出ると、歩くたびにぺちゃぺちゃと足音がする。


誰も居ないから、よく聞こえる。




このまま、みんなと勉強しに行く気力もないし、断ろうかな。


着替える体操服も今日はないし、びしょ濡れのまま帰るのも嫌だな。




そう考えながら、玄関に向かって廊下を歩き出した。




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