朔くんに迫られるんですが




「やっぱり態度で示したい。茅柴が好きだって」


「もう…伝わりすぎてるぐらい、だよ」


「いや、俺が足りない」




そう言うと、朔の目にかかりそうな前髪が私の顔に当たって、くすぐったいと思うとすぐに、唇に柔らかい感触が当たった。



温かい、ぷるっとした唇。


はむっと唇を甘噛みされて、お腹がキュッとなった。





「…好き、朔くん」





危なく甘く私に迫ってきて、私はその罠に簡単に引っかかり、気づけば抜け出せない檻の中に居る。




< 273 / 273 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:9

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
この薄汚い世界に、何を求める。

総文字数/26,581

恋愛(その他)82ページ

表紙を見る
ただ、この夜から抜け出したくて。

総文字数/39,313

恋愛(純愛)141ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop