朔くんに迫られるんですが
「朔くん。これ、おかしくない?」
「何が?何もおかしくないよ。はい、話して」
私が話さずに拒否していると、椅子を引きずられて朔に近づく。
「早く」
「…っ、朔くんはさ。その…自分の噂って知ってる?」
「餌食になるってやつ?」
「あ、知ってるんだ。私もその噂聞いたことあって、今日の朝ぶつかった時、殺されるかと思ったの」
「殺すわけねぇじゃん」
「…そうだよね!やっぱり餌食っていう噂は嘘だったんだね!噂って良くないよね!」