朔くんに迫られるんですが




「妄想の話から飛び出てきた人みたいね。そんな人、現実に居るとは思わなかったな」


「その現実が辛い…。みづきも千里も良い雰囲気とか言って助けてくれないし、図書室の先生も夢みたいって」


「尚は、どう思うの?嬉しいとは思う?」




私がどう思うか。嬉しくはない。




「怖いと思ってた人に急にあんなこと言われても、混乱する。それに好きとかそういう気持ち、全くないから。正直困ってる」


「まずは友達からって言うじゃない?その気持ちに無理に応えようとするんじゃなくて、話しかけられたから答えるってくらい軽く接してみたら?」


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