朔くんに迫られるんですが
「茅柴さん。また今日も戸締まり、お願いしても良いかな?」
「良いですよ。先生のお目当ては居ないですけど」
先生は、最近頻繁に私に頼み事をしてくる。
目的はもちろん、朔に決まってる。
でも、私が朔を連れて行かないから、会えるまで私に頼み事をし続けている。
「別にお目当てってわけじゃないけどね?目の保養よ」
目の保養は、充分お目当てになります。
「先生の期待には、一生お応えできません。残念ながら」
「ねぇ、そんな酷いこと言わないで、連れてきてよ…」