朔くんに迫られるんですが





「ここはみづきと千里の場所だから」


「そんなもん、来たもん勝ちじゃね?」


「ダメ。この席はキープだし、他にも座るところあるでしょ」





せっかく久しぶりに、三人でワイワイできると楽しみにしていたのに、朔が入ったら女子会じゃなくなる。



言葉で伝えたけど、全く退いてくれそうにないから、私が移動しよう。



ハナミズキは諦めて、地べたに座れそうな場所を探そうと立ち上がると、手を掴まれた。


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