魔術師団長に、娶られました。
「アーロンさま……」
「うん。たぶん痛いと思うけど、がんばって。力は抜いて」
なだめるように言いながら、シェーラの両方の膝裏に手を入れてきて、ぐいっと足を開かせると、アーロンは力強く腰を進めてきた。
「あああっ……痛い……っ……おっきいの……」
「めちゃくちゃ滾ってるんだ。小さくはできないんだよ、煽られるとむしろ……」
どこか諦めたような口ぶりで、アーロンはさらに奥まで切っ先をねじこんできた。どん、と最奥を穿たれた瞬間に、みし、と体から異音が聞こえた気がして、シェーラは涙をこぼしながら喘ぐ。
「すごく、深い……。大きいの……、私の中が、アーロンさまでいっぱいに……最後まで? んっんっ、やっ、動かないで」
「動いてないと、俺がおかしくなりそう。大丈夫、君のここは、ちゃんと俺を受け入れてるから」
アーロンは、最初はゆっくりとした動きでシェーラの濡れ襞を剛直で擦り上げていたが、やがて激しく腰を振りたくり、抽送を始めた。
「ひっ……あんっ、だめ、優しくって……」
がんがんと腰を打ちつけられるたびに、目の前で火花が散る。はじめは痛さしか感じていなかったシェーラであるが、徐々にそれだけではないと気づいて、必死にアーロンの背に腕をまわしてしがみついた。
「だめ、じゃないですよね? シェーラさんのここ、すっごく俺のことを締め付けてきてますよ。声も……甘えるみたいに……」
「だって、んっ、私はアーロンさまに、甘えるしか、ないじゃないですか……! ほかに、どうすれば」
今この場には、二人しかいないですよね? という意味でシェーラは言ったのだが、どうやらそのひとことが、アーロンの欲望にさらに火をつけてしまったらしい。
ギシギシとベッドが鳴るほどに激しく腰を揺すり、シェーラの奥を突き上げながら、アーロンは「かわいすぎだろ」と唸ってシェーラの唇に噛みつくようなキスをした。
「ん~~~~~~~!!」
声を封じられたシェーラが、呻く。
アーロンは、指でずっぷりと肉杭を咥えこんだままの蜜口をなぞり、淫核を弄って、指先で軽くつまんできた。信じられないような刺激が、全身を駆け抜けていく。
ぷは、と唇が離れた瞬間、シェーラは腰を突き上げるようにアーロンに押し当てながら叫んだ。
「きゃあああああああ」
ごり、と奥を抉るように突いて、アーロンがシェーラの上に覆いかぶさってきた。
どくどくと、深い部分で熱い精が迸るのを感じながら、シェーラは荒い息をこぼしながらアーロンの汗ばんだ背を抱きしめる。
(痛かったけど、気持ちよかった……)
もう少し「あなたとひとつになれて嬉しい」とか、「愛している」とか甘やかな言葉を交わしながらの行為かと想像していたのだが、怒涛のような攻めにめちゃくちゃにされるのも、恥じらう間もなくて良かった、とシェーラは感慨に浸っていた。無防備に四肢を投げ出したアーロンの重みも、疲れた体に心地よい。
今日は忙しかったけど、やるべきことはすべてこなせたので、これでよく眠れるに違いない……と早くもシェーラは睡魔に負けそうになった。
そのとき、シェーラの上に臥せっていたアーロンが、ゆっくりと上半身を起こした。
「ん……? んっ? えっ?」
アーロンから放たれた精液と、シェーラの襞から滲み出た愛液で滑りの良くなった剛直が、ずちゃずちゃとあられもない水音を響かせながら、動き出している。
「あんっ、あのっ……終わっ……?」
「終わってないですよ、シェーラさん。これからです」
危うい色気を漂わせ、目を細めて笑ったアーロンが、シェーラを見下ろしてきっぱりと宣言した。
「これからって。あっ、やっ……あんっ」
「シェーラさんは、体力があるから大丈夫です。ここも、すごく物覚えが良くて……ほら、俺の動きに合わせてきゅって締まって、かわいいな。いま、いっぱい苛めてあげますね」
「んんっ!?」
(もっとするの……!?)
もちろん、アーロンに二言というものはなかった。
それから本当に体力の限り付き合うことになったシェーラは、何度体位を変えてもしっかりと抱きしめてくるアーロンの腕の中で、朝日を見る頃に眠りについた。
さすがに毎日こうだと、体がもたないなぁ……と思いながらも、アーロンのとろけるような幸せそうな顔を見てしまったあととなっては、自分がもはや彼を拒むことはないだろう、という予感が芽生えていた。
★ ★ ★
ここから二人の、長い結婚生活が始まる。
「うん。たぶん痛いと思うけど、がんばって。力は抜いて」
なだめるように言いながら、シェーラの両方の膝裏に手を入れてきて、ぐいっと足を開かせると、アーロンは力強く腰を進めてきた。
「あああっ……痛い……っ……おっきいの……」
「めちゃくちゃ滾ってるんだ。小さくはできないんだよ、煽られるとむしろ……」
どこか諦めたような口ぶりで、アーロンはさらに奥まで切っ先をねじこんできた。どん、と最奥を穿たれた瞬間に、みし、と体から異音が聞こえた気がして、シェーラは涙をこぼしながら喘ぐ。
「すごく、深い……。大きいの……、私の中が、アーロンさまでいっぱいに……最後まで? んっんっ、やっ、動かないで」
「動いてないと、俺がおかしくなりそう。大丈夫、君のここは、ちゃんと俺を受け入れてるから」
アーロンは、最初はゆっくりとした動きでシェーラの濡れ襞を剛直で擦り上げていたが、やがて激しく腰を振りたくり、抽送を始めた。
「ひっ……あんっ、だめ、優しくって……」
がんがんと腰を打ちつけられるたびに、目の前で火花が散る。はじめは痛さしか感じていなかったシェーラであるが、徐々にそれだけではないと気づいて、必死にアーロンの背に腕をまわしてしがみついた。
「だめ、じゃないですよね? シェーラさんのここ、すっごく俺のことを締め付けてきてますよ。声も……甘えるみたいに……」
「だって、んっ、私はアーロンさまに、甘えるしか、ないじゃないですか……! ほかに、どうすれば」
今この場には、二人しかいないですよね? という意味でシェーラは言ったのだが、どうやらそのひとことが、アーロンの欲望にさらに火をつけてしまったらしい。
ギシギシとベッドが鳴るほどに激しく腰を揺すり、シェーラの奥を突き上げながら、アーロンは「かわいすぎだろ」と唸ってシェーラの唇に噛みつくようなキスをした。
「ん~~~~~~~!!」
声を封じられたシェーラが、呻く。
アーロンは、指でずっぷりと肉杭を咥えこんだままの蜜口をなぞり、淫核を弄って、指先で軽くつまんできた。信じられないような刺激が、全身を駆け抜けていく。
ぷは、と唇が離れた瞬間、シェーラは腰を突き上げるようにアーロンに押し当てながら叫んだ。
「きゃあああああああ」
ごり、と奥を抉るように突いて、アーロンがシェーラの上に覆いかぶさってきた。
どくどくと、深い部分で熱い精が迸るのを感じながら、シェーラは荒い息をこぼしながらアーロンの汗ばんだ背を抱きしめる。
(痛かったけど、気持ちよかった……)
もう少し「あなたとひとつになれて嬉しい」とか、「愛している」とか甘やかな言葉を交わしながらの行為かと想像していたのだが、怒涛のような攻めにめちゃくちゃにされるのも、恥じらう間もなくて良かった、とシェーラは感慨に浸っていた。無防備に四肢を投げ出したアーロンの重みも、疲れた体に心地よい。
今日は忙しかったけど、やるべきことはすべてこなせたので、これでよく眠れるに違いない……と早くもシェーラは睡魔に負けそうになった。
そのとき、シェーラの上に臥せっていたアーロンが、ゆっくりと上半身を起こした。
「ん……? んっ? えっ?」
アーロンから放たれた精液と、シェーラの襞から滲み出た愛液で滑りの良くなった剛直が、ずちゃずちゃとあられもない水音を響かせながら、動き出している。
「あんっ、あのっ……終わっ……?」
「終わってないですよ、シェーラさん。これからです」
危うい色気を漂わせ、目を細めて笑ったアーロンが、シェーラを見下ろしてきっぱりと宣言した。
「これからって。あっ、やっ……あんっ」
「シェーラさんは、体力があるから大丈夫です。ここも、すごく物覚えが良くて……ほら、俺の動きに合わせてきゅって締まって、かわいいな。いま、いっぱい苛めてあげますね」
「んんっ!?」
(もっとするの……!?)
もちろん、アーロンに二言というものはなかった。
それから本当に体力の限り付き合うことになったシェーラは、何度体位を変えてもしっかりと抱きしめてくるアーロンの腕の中で、朝日を見る頃に眠りについた。
さすがに毎日こうだと、体がもたないなぁ……と思いながらも、アーロンのとろけるような幸せそうな顔を見てしまったあととなっては、自分がもはや彼を拒むことはないだろう、という予感が芽生えていた。
★ ★ ★
ここから二人の、長い結婚生活が始まる。