突然シンデレラ~王子様は実在しました~
「おはようございます」
「お、おはようございます」
オドオドとしている私に、爽やかな笑顔で見送ってくれている。すでに、私のことを把握しているようだ。
無事にマンションを出て、思わず「はぁ」と安堵のため息が出る。この環境に慣れるまで、相当時間が掛かりそうだ。ここで立ち止まっている訳にはいかない。スマホの地図アプリを立ち上げて調べると、本当に事務所は徒歩圏内だ。いつも使う駅とは反対方向だから気づかなかった……
カフェに入ると馴染みの顔が出迎えてくれる。
「いらっしゃいませ~あっ、希々ちゃん!」
「店長、昨日はありがとうございました」
「招待してもらえて嬉しかったわ」
「私は知らなかったので驚きました」
「そうなの!?」
「はい」
「立ち話もなんだから、カウンターに座って」
「モーニング頼んでもいいですか?」
「もちろんよ。コーヒーよね?」
「はい」
カウンター越しで、店長には昨日の結婚式の経緯を説明した。
「お、おはようございます」
オドオドとしている私に、爽やかな笑顔で見送ってくれている。すでに、私のことを把握しているようだ。
無事にマンションを出て、思わず「はぁ」と安堵のため息が出る。この環境に慣れるまで、相当時間が掛かりそうだ。ここで立ち止まっている訳にはいかない。スマホの地図アプリを立ち上げて調べると、本当に事務所は徒歩圏内だ。いつも使う駅とは反対方向だから気づかなかった……
カフェに入ると馴染みの顔が出迎えてくれる。
「いらっしゃいませ~あっ、希々ちゃん!」
「店長、昨日はありがとうございました」
「招待してもらえて嬉しかったわ」
「私は知らなかったので驚きました」
「そうなの!?」
「はい」
「立ち話もなんだから、カウンターに座って」
「モーニング頼んでもいいですか?」
「もちろんよ。コーヒーよね?」
「はい」
カウンター越しで、店長には昨日の結婚式の経緯を説明した。