突然シンデレラ~王子様は実在しました~
「まさかの、政略結婚だとは思わなかったわ……。まあ、でも結果的には溺愛婚よね」
「溺愛⁉」
「だってそうでしょう? ウダさんから溺愛されているじゃない」
「店長は、いつから私の相手が雪哉さんだと知っていたんですか?」
「ふふっ、雪哉さんって、すっかり新婚さんね。ウダさんから話があったのは、二カ月ほど前かしら」
「ええ⁉」
「サプライズを考えているから誰にも言わないでくれって」
「私は当日まで相手を知らなかったのに、出席者は知っていたってことですよね……」
私を助け出してくれた雪哉さんには感謝しかないけれど、知っていたら悩まなくても済んだのだから恨めしくもある。
「これで、専門学校とバイトの掛け持ちをしなくても、好きなことをして悠々自適な生活がおくれるんじゃない?」
「とんでもないです。雪哉さんがお金持ちでも、私には関係のないことですし、早く母に学費を返して完全に縁を切りたいんです」
「もうすぐ専門学校は卒業よね?」
「溺愛⁉」
「だってそうでしょう? ウダさんから溺愛されているじゃない」
「店長は、いつから私の相手が雪哉さんだと知っていたんですか?」
「ふふっ、雪哉さんって、すっかり新婚さんね。ウダさんから話があったのは、二カ月ほど前かしら」
「ええ⁉」
「サプライズを考えているから誰にも言わないでくれって」
「私は当日まで相手を知らなかったのに、出席者は知っていたってことですよね……」
私を助け出してくれた雪哉さんには感謝しかないけれど、知っていたら悩まなくても済んだのだから恨めしくもある。
「これで、専門学校とバイトの掛け持ちをしなくても、好きなことをして悠々自適な生活がおくれるんじゃない?」
「とんでもないです。雪哉さんがお金持ちでも、私には関係のないことですし、早く母に学費を返して完全に縁を切りたいんです」
「もうすぐ専門学校は卒業よね?」