突然シンデレラ~王子様は実在しました~
「はい。できれば事務所で正式に働きたいなと……」
「希々ちゃんの夢を応援してるわよ」
店長は、私の姉のような存在で、いつも親身に話を聞いてくれる。
「ありがとうございます」
話を聞いてもらってスッキリした。家族には恵まれなかったけれど、周囲の人達には恵まれているとつくづく実感している。まさか所長が、雪哉さんの友人だったなんて驚きだ。
「お疲れ様です」
カフェを出て、上のデザイン事務所に顔を出す。
「「希々ちゃん!」」
「皆さん、昨日はありがとうございました」
「素敵なお式だったわ」
「ブーケ大切にするわね! ありがとう」
「今日はどうしたの? バイトの日じゃないわよね?」
「はい、所長に話があって」
「今、一人のはずよ」
「じゃあ、ちょっと行ってきます」
温かい言葉に勇気づけられて所長室を目指す。
――コンコン
「はい」
「満島です」
「どうぞ」
「失礼します。所長、昨日はありがとうございました」
「おめでとう。雪哉をよろしくな」
「そんな! 所長は雪哉さんと友人だったんですね」
「希々ちゃんの夢を応援してるわよ」
店長は、私の姉のような存在で、いつも親身に話を聞いてくれる。
「ありがとうございます」
話を聞いてもらってスッキリした。家族には恵まれなかったけれど、周囲の人達には恵まれているとつくづく実感している。まさか所長が、雪哉さんの友人だったなんて驚きだ。
「お疲れ様です」
カフェを出て、上のデザイン事務所に顔を出す。
「「希々ちゃん!」」
「皆さん、昨日はありがとうございました」
「素敵なお式だったわ」
「ブーケ大切にするわね! ありがとう」
「今日はどうしたの? バイトの日じゃないわよね?」
「はい、所長に話があって」
「今、一人のはずよ」
「じゃあ、ちょっと行ってきます」
温かい言葉に勇気づけられて所長室を目指す。
――コンコン
「はい」
「満島です」
「どうぞ」
「失礼します。所長、昨日はありがとうございました」
「おめでとう。雪哉をよろしくな」
「そんな! 所長は雪哉さんと友人だったんですね」