突然シンデレラ~王子様は実在しました~
「宇田川様、本日はありがとうがとうございました」
「こちらこそ。また来ます」
「ご馳走様でした! 美味しかったです」
私も、お礼が言いたくて言葉にする。
「喜んでいただけて光栄でございます」
外まで見送られて、私達は店を後にした。車は止めた時のまま置かれているけれど、シャンパンを飲んだのでもちろん運転はできない。
「こっち。少し歩くけどいいか? 疲れていたらタクシーを呼ぶけど?」
「歩けます! せっかくなので歩きたいです!」
並んで歩くなんて、デートみたいで楽しそうだ。雪哉さんは、テンションの高い私を不思議そうに見ている。
「嬉しそうだな」
「はい。デートみたいで」
思わず本音を口にして、ハッと思って雪哉さんを見ると、頬が少し赤くなっている。
「そうだな。俺達、夫婦になってから、まだデートらしいこともしていないな。次の休みにはどこかにデートへ行こう」
「へ⁉ はい! 嬉しいです」
自然と繋がれる手にドキドキが止まらない。今なら私は飛べるんじゃないかと思うくらい浮かれていた。
「こちらこそ。また来ます」
「ご馳走様でした! 美味しかったです」
私も、お礼が言いたくて言葉にする。
「喜んでいただけて光栄でございます」
外まで見送られて、私達は店を後にした。車は止めた時のまま置かれているけれど、シャンパンを飲んだのでもちろん運転はできない。
「こっち。少し歩くけどいいか? 疲れていたらタクシーを呼ぶけど?」
「歩けます! せっかくなので歩きたいです!」
並んで歩くなんて、デートみたいで楽しそうだ。雪哉さんは、テンションの高い私を不思議そうに見ている。
「嬉しそうだな」
「はい。デートみたいで」
思わず本音を口にして、ハッと思って雪哉さんを見ると、頬が少し赤くなっている。
「そうだな。俺達、夫婦になってから、まだデートらしいこともしていないな。次の休みにはどこかにデートへ行こう」
「へ⁉ はい! 嬉しいです」
自然と繋がれる手にドキドキが止まらない。今なら私は飛べるんじゃないかと思うくらい浮かれていた。