同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました
風情ある通りをいい雰囲気で歩いているように傍目には見えるかもしれないが。
ふたりとも全然、関係ないことを考えていた。
会話が止まっていたことに、ふと気づいたらしい田中がさっきの話題を掘り返してくる。
「大丈夫だ。
俺も女子はほぼ全員、顔を見ただけではわからない。
あいつら、常にリノベーションしてくるからな」
建築物かなにかのように女性の顔を言う。
まあ、どんどん良くなってるのなら、いいことではないだろうか。
っていうか、ひとつ話して次の会話が来るまで、長考するな、この人……。
ふたりとも全然、関係ないことを考えていた。
会話が止まっていたことに、ふと気づいたらしい田中がさっきの話題を掘り返してくる。
「大丈夫だ。
俺も女子はほぼ全員、顔を見ただけではわからない。
あいつら、常にリノベーションしてくるからな」
建築物かなにかのように女性の顔を言う。
まあ、どんどん良くなってるのなら、いいことではないだろうか。
っていうか、ひとつ話して次の会話が来るまで、長考するな、この人……。