同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました
 田中がこちらを振り返り、一応、という感じで頭を下げていく。

 お金はもうもらっていたので。

 ひとり道に取り残されためぐるはビルを見上げ、小さく呟いた。

「……毎度あり」




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