同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました
「田中さ~ん、こっちでお茶飲まない~?」
と母親が扉の外から声をかけてきた。

「ありがとうございます」
と言う田中の声を聞きながら、めぐるは、

『田中竜王のところに住めばいいじゃないですか。
 実家帰ってないで』
と言う若林の言葉をふと思い出していた。




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