同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました
 


「いいなあ、俺も田中さんと同じ車に乗りたかったな~。
 っていうか、お前こそついてくって言うかと思った」

 めぐるたちが出発したあと、居間で田中一郎(画面上の)を見ながら雄嵩たちはアイスを食べていた。

「……いや、あの二人は、二人きりにするべきだ」
と雄嵩は主張する。

「考えてみろ、充則。
 姉貴と田中さんが付き合ったりしたら……」

「いいな、それっ」

 田中さんにいろいろ教えてもらえるかもっ、と二人は期待する。
< 57 / 521 >

この作品をシェア

pagetop