運命に従ってみた
団体って苦手だけど、ママの彼氏さん?のおかげで楽しく過ごす事ができている。


ほんと、今日は良い日だ。


嫌だから逃げるなんて、そんな事しなくてやっぱ正解だった。


「んじゃー、真矢ちゃんは
顔が良い男と、性格が良い男と、金持ちの男
どれか選びなさいって言われたら
どれ選ぶ?」


隣の男性2人にそんな質問をされ


どれって…んー…


少し考え込んでいると


「お、その3つが揃ってる男が来たじゃん」


そんな言葉に振り返ると


一瞬、誰だか頭が追い付かなかったのは当然で


「渉、ハイボールだっけ?
ママさーん、ハイボールちょうだい」


「はーい」


思わず立ち上がり、渉に席を譲ってしまっている私がいる。
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