運命に従ってみた
そんな話から30分もしないうちに

「こんにちわー」

女の子達がゾロゾロと入ってきた。

「レモンサワー5つと、ウーロン茶3つと
コーラ1つと、ハイボール4つお願いします。
あと、ママと真矢さんの飲み物も」


そう言いながら、注文が書かれたメモを
男性が持ってきてくれた。


何て気がきいているんだろう。

これなら間違いがない。


みんなに飲み物を配り終え

私とママも席に着くと


乾杯と同時に、みんなそれぞれワイワイと話し始めた。


渉の方を見ると

男性2人の間に座っていて

ほっとしてしまっている自分がいる。

女性はみんなきれいで、スタイルが良く

その中には、かなえさんもいて…


気にならないと言ったら嘘になるけど

渉を信じると決めたから

もう、何も考えない。

< 113 / 135 >

この作品をシェア

pagetop