運命に従ってみた
「真矢ちゃん、こいつら紹介するね。
俺の店で働いてもらってる女の子達と
こいつら2人はボーイさん。」


キョトンとする私にそのまま


「んで、そっちがここのママさんで
この子は俺の彼女。」


静まり返る店内に


「え?真矢ちゃん
石崎くんと付き合ってたの?」


驚くようにそう聞いてくるママ。


「あ、はい…」


誤魔化すような雰囲気ではない…


「という事で、今日は
彼女のお披露目会ってやつです」


可愛い笑顔を浮かべ
オチャメにそんな事言ってるけど


いや…お披露目会って一体なんだ?

呆気にとられる私に

みんなの注目が集まっているのは当然であり


「いい年してバカなんじゃないの!」


怒って出ていくかなえさんも当然だ。
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