運命に従ってみた
一緒に暮らすようになって早2ヶ月が過ぎようとしている。

十分すぎる生活費をもらっている私は

「月曜日と火曜日だけでもみんなの分のお弁当作ろうか?」


なんて提案をしている現在。


「それは…うれしいけど…
真矢ちゃん疲れるんじゃ…」

「月曜と火曜だけなら全然疲れないよ」

「じゃ、給料払うよ」

「生活費もらってるから大丈夫だってば」

「それとこれは別だから」


なんて押し問答の末


なぜか、経理と週2のお弁当作りで
給料がもらえるという事になってしまった。


経理をしながら

渉が昼間の建築塗装会社とラウンジ、そして
初めて出会った場所でもあるバーを経営しているという事が初めて分かったけれど…


おかげで、夜仕事から帰ってきて
ある程度の時間に起きてから
ダラダラする事がなくなった気がする。


なんと言うか…

起きてからする事がないと

渉は今頃一生懸命働いてるのになぁ…

なんて置いて気ぼり感がすごくあったけど

今は、対等でいられるというか


「真矢ちゃん、ただいま」

「おかえりー」

心の余裕がでてきた気がするんだ。
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