運命に従ってみた
その話を聞いた渉は

「真矢ちゃん、挑発しちゃっていい?」


意味が分からず頭を傾げる私に


「こちら、ご注文の…」


と、店員さんであるりょうがが飲み物を運んできてくれた時に


「ずっと一緒にいようね」


と、私の頭を撫でている。


わけもわからず、


「う、うん?」


と笑顔で返す私に


バッカじゃねぇの…


なんて声が聞こえてきてしまうわけで…

思わず、声のした方へ2人で顔を向けてしまう。


「ぷっ…っほらね、真矢ちゃん
こういう小さい男より俺を選んで正解でしょ」


笑っている渉がいる。


< 130 / 135 >

この作品をシェア

pagetop