運命に従ってみた
*選択
成人式以来、私の生活はグルリと変わった。
三坂くんとは、半信半疑だったけれど
本当に付き合う事になっていて
半年経った今では
「真矢、明日弁当いらないかんね」
「ん?お弁当いらないって
亮仕事じゃないの?」
「さっき、母さんから連絡きて
遺産相続の話し合いするんだってさ」
「そっか、分かった」
亮のお父さんが先月急に亡くなった事は聞いてたけど
話したくないのか、詳しい事は話してくれず
未だに私は亮の実家の事は知らないままだ。
お葬式にだけでも…と言っても
頑なに拒否されてしまったし
聞いても嫌そうな表情を浮かべるから
私も何も聞かなくなってしまった。
三坂くんとは、半信半疑だったけれど
本当に付き合う事になっていて
半年経った今では
「真矢、明日弁当いらないかんね」
「ん?お弁当いらないって
亮仕事じゃないの?」
「さっき、母さんから連絡きて
遺産相続の話し合いするんだってさ」
「そっか、分かった」
亮のお父さんが先月急に亡くなった事は聞いてたけど
話したくないのか、詳しい事は話してくれず
未だに私は亮の実家の事は知らないままだ。
お葬式にだけでも…と言っても
頑なに拒否されてしまったし
聞いても嫌そうな表情を浮かべるから
私も何も聞かなくなってしまった。