運命に従ってみた
そんな時、ふと気がつくと

金髪の長い髪でスタイルの良い女性が
きくりんの前にいた。


「あっ。真矢ちゃん
あの子はここで1年くらい働いてくれてる
リエちゃんっていうの。
20歳で若いんだけど、ベテランさんだから
分からない事は聞いてね。
リエちゃん、ちょっと来てくれるー?」


そう言うと、リエさんを呼んでくれた。


「リエちゃん、この子
今週入ってきた真矢ちゃん。
何かあったら教えてあげてね」

「真矢です。よろしくお願いします」

大きく頭を下げると


「リエです。週末しか入らないけど
よろしくね」


明るくて優しそうな笑顔だ。

何だか、仲良くなれそうな気がしてきた。


腰と足の、撫で撫で攻撃を我慢しつつ

3杯ほどお酒をいただいたところで

ようやくそのボックス席の人達が帰ってくれたけど

入れ替わるように、再び

10人ほどの団体が入ってきてしまうという…


カウンターも8席全部埋まってるし


平日がどんなに平和だったのかと思ってしまう。
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