運命に従ってみた
そして、久しぶりにリエさんと会えた土曜日。

土曜日のわりに、ボックス席まで埋まるほどの人はおらず


1時前には、きくりんのみのお客さんになってしまった。


「真矢ちゃん、まだ時間大丈夫?」

「あ、はい。大丈夫です」

「リエちゃんも大丈夫?」

「今日は全然大丈夫です」

「こんな日はなかなかないし、きくりんもいるし
みんなで飲みにでも行こっか」


そう言いながら、手早く片付けをし
帰り支度を始めるママさんに続き

ママさん、リエさん、きくりん、私の4人で

なぜか飲みに行く事になってしまっている。


この辺の道も分からない私は

3人の後ろをついていくけれど

どこに向かってるのかすらも分からないままだ。


そのまま、近くのビルの2階へと上がると
手前にあるすぐのお店へと入っていく。

中に入ると、音楽が大きく流れていて
広い店内はダーツやカラオケで盛り上がり
若者で溢れている雰囲気だ。
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