運命に従ってみた
「真矢ちゃん、エビ天どんだけ好きなの(笑)
あ、飲み物は同じでいい?」


「はい…すいません…」


「謝らないでよー
俺、真矢ちゃんみたいに変わってる子好きだし」


ん?変わってる…?のか?


ハイボールを飲みながら

エビ天15匹目に突入しているけれども…

変わってるのだろうか…


「これも食べなー」


なんて、お皿にいろいろと入れてくれるから

普通に食べてしまっている私に


「真矢ちゃん、ペットにしたいわ」


飲もうとしていたハイボールを吹き出しそうになり、思わずおしぼりで口をおさえた。


あっぶない…吹き出すどころか気管に入るとこだった


さすがに渉の前で、むせてオエオエ言うような失態は晒したくない…

必死で、むせないように飲み物で落ち着かせる。

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