運命に従ってみた
席に戻り、お酒を飲みながら


「真矢ちゃん、俺のペットだから
俺がちゃんと守ってあげないとね。
あんな躾のなってない子達とは仲良くしたらダメだからね」


躾って…


「あの人って…」


まぁ、聞かなくても予想はできてるんだけど

念のため聞いておこう。


「元カノちゃん」

「ですよね…」

「真矢ちゃん、そろそろ敬語なしね」

「へ!?敬語?」

話が飛びすぎて思わず渉の方を見ると



「うん、やっぱ真矢ちゃん可愛い
俺のもん」


そう言いながら

片手を伸ばし私の頭を撫でてくれるんだけど


えぇっと…

もしかして酔っぱらってるんだろうか。


どうしよう。俺のもんって…


どういう…


お酒のせいもあるのか

もう頭の中で疑問がぐるんぐるだ。


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