運命に従ってみた
朝起きてからも、二日酔いの私には
うまく考えがまとまるはずもなく…


ウダウダ考えてるうちにもうお昼になってしまっている。


「真矢ちゃん、起きてた?」


その元凶のもとでもある渉からの電話に


「起きてた…あんまり眠れなかった…」


「具合悪かった?」


「少し…」


「大丈夫?ちゃんと水分とってる?」


そんな心配されると
何だか申し訳なくなる…


「大丈夫…ありがとう」


何も言えないし。


「真矢ちゃん、仕事何時に行くの?」

「8時半くらい…」


ん?あれ?っていうか


「私、何の仕事してるか話したっけ?」


今までそんな話したこともないような…
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