運命に従ってみた
私がいくら話そうとも完全無視なわけだから
空気を悪くしない為にも黙って笑顔を浮かべてるのが一番であろう。


「ほらほら、ママもリエぴょんも飲んで飲んで」

「かなえ神じゃんー。いただきまーす」

「かなえちゃん、いただきます」


この時間、なかなかの地獄だなぁ…

誰かお客さん来ないかな…

なんて思ってる時ほど来ないものだ。


3人の話を聞いていると

どうやら、このかなえさんって人は
どっかのラウンジで働いてるらしく

月曜日と水曜日が休みで

リエさんと同級生で、飲みに行く時は2人でセットらしい。

仲が良いのは良いことだけど

絡むのはやめてほしいものだ…なんて

心の中で考えてる。

こういう地味な嫌がらせもやめてほしいけど。


まぁ、今日この時間を乗り切ればいいわけだし。


自分で自分を慰めながら
何とか乗り切った私、偉いぞ。


ただ…、毎週水曜日に来るってのは

さすがに想像してなかったんだけどね。
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