幼なじみの天才外科医に囚われたら、溺愛甘々生活が始まりました
「私も……翔くんが好き」


小学生の頃からずっとずっと翔くんだけを想ってきた。

離ればなれになってしまっだけれど、10年以上経った今、やっと想いが届いたのだ。


「本当に?」
「うん。だって私、小学校のときからずっと翔くんだけが好きだもん」

「……真衣、可愛すぎ」


そう言いながら、翔くんは私の唇を塞いだ。

初めて触れた大好きな人の唇は、一瞬で私のことを幸せにする。


「真衣のこと、抱いてもいい?」
「……うん」


小さく頷くと、嬉しそうに笑った彼。
そして再びアクセルを踏んだ翔くんは、マンションへと車を走らせた。


* * *

「真衣っ……」


マンションへ到着すると、すぐにベッドルームへ連れて行かれた。何度も何度も私の名前を呼びながら、熱いキスを繰り返す翔くん。

〝恥ずかしい〟
なんて思う余裕がないくらい、翔くんは私の身体をとろとろに溶かしていく。


「はぁ……こうして真衣に触れることが出来る日が来るなんて、まだ夢みたいだ」
「私も。だから今、すごく幸せ」


翔くんの背中に腕を回しぎゅっと抱きつくと、「煽るな」と言いながら、彼は私の身体をさらにとろとろに溶かしていく。

その度に甘い吐息が口から漏れるけれど、翔くんは「可愛い」と耳元で囁いてくれる。
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