幼なじみの天才外科医に囚われたら、溺愛甘々生活が始まりました
翔くんと、ヴァージンロードを歩くことが夢だった私。

10年もの月日が流れてしまったけれど、大好きな人のお嫁さんになることが叶って本当に幸せだ。


「真衣、世界一綺麗だよぉ……」


真理子の目の前を歩いたとき、そんな声が聞こえる。

親友であり、仕事の戦友でもあった彼女。

突然の婚約を伝えたときは驚いていた真理子だったけれど、この結婚と妊娠を1番喜んでくれているのもまた、彼女だ。

そんな真理子にも幸せになって欲しくて、ブーケトスは彼女に届くように投げようと思っている。真理子には、内緒なんだけど。

そして牧師さんの前で誓いの言葉を交わし、指輪の交換をする。私の左手薬指に通された結婚指輪は、私の好きなブランドの物だ。


「では、誓いのキスを」


牧師さんの言葉を合図に、翔くんの手によってベールが上げられた。そしてゆっくりと翔くんが近付き、私の唇に優しくキスが落とされる。


「愛してるよ、真衣」

「私も……愛してる」


たくさんの大切な人たちに見守られながら、一生涯の愛を誓い合った私たち。

翔くんと出会ったことも、今日のことも。
ずっとずっと忘れない。



「翔くん。私のこと、好きでいてくれてありがとう」


*END*
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