【超短編】これが恋なのだと
Fin
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いつも女の子には興味なしの私の幼なじみ。
そのはずなのに、あの子には、なぜか親しげに話す。
あんな蓮、見たことない。
ずっと、蓮と一緒にいたら、誤解されてしまう。
「2人の邪魔はしたくない。だから、当分は話しかけないで」
胸が張り裂けそうなくらい、苦しい。
でも言うしかなかった。
だって、
蓮が好きな子と一緒にいられるから。
なにより
【2人の邪魔したくないから】
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幼稚園からずっと一緒だった。
優しくて、かっこよくて、すぐに好きになった。
長年の片思いは……
「なぁ、悠里って、結局のところあの幼馴染とはどうなの?」
たまたま教室で聞いた会話。
ドキドキしながら盗み聞きしたものの、後で後悔した。
「あんなの、好きなわけねぇじゃん。無理無理、ありえない。お前らもやめとけよ」
ここで片思い終了。
そして、私は決めた。
もうキミを____
【もう、好きにはなりません。】
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