コミュ障なのでオフ会には行けません
「いちご!今日はね、報告があります!」
教室に着くと友達の結衣が嬉しそうに私の机に駆け寄ってきた。
結衣は活発でハキハキしてて明るい女の子。
保育園からずっと一緒の幼馴染だ。
「ん?報告?なになに!?」
カバンを置いて、結衣の話に耳を傾けた。
きっと何かいいことがあったんだろうな。
長年の付き合いだから顔を見ただけで分かる。
「私ね!実は彼氏出来たんだ!」
「えっ…、かれ、し?」
「そう!他校に通ってる人なんだけどね〜…」
「そ、そうなんだっ…、結衣、おめでとう!」
「ありがとう〜!」
正直、少し複雑な気持ちだった。
もちろん、おめでたいこと、っていうのは分かってる…、分かってるんだけど…。
結衣とは付き合いが長い分…やっぱりちょっと寂しい、かも。
***
《恋ってなに…。分かんない…》
その夜ベッドに寝転びながらSNSに投稿した。
あの後、結衣からたくさん彼氏の話を聞いて、なんだか頭はパンク状態。
私、折原いちごにとって、”恋”なんてまだ未知の世界。
教室に着くと友達の結衣が嬉しそうに私の机に駆け寄ってきた。
結衣は活発でハキハキしてて明るい女の子。
保育園からずっと一緒の幼馴染だ。
「ん?報告?なになに!?」
カバンを置いて、結衣の話に耳を傾けた。
きっと何かいいことがあったんだろうな。
長年の付き合いだから顔を見ただけで分かる。
「私ね!実は彼氏出来たんだ!」
「えっ…、かれ、し?」
「そう!他校に通ってる人なんだけどね〜…」
「そ、そうなんだっ…、結衣、おめでとう!」
「ありがとう〜!」
正直、少し複雑な気持ちだった。
もちろん、おめでたいこと、っていうのは分かってる…、分かってるんだけど…。
結衣とは付き合いが長い分…やっぱりちょっと寂しい、かも。
***
《恋ってなに…。分かんない…》
その夜ベッドに寝転びながらSNSに投稿した。
あの後、結衣からたくさん彼氏の話を聞いて、なんだか頭はパンク状態。
私、折原いちごにとって、”恋”なんてまだ未知の世界。