続》キミに…Kiss
そのまま愛理を優しく抱きあげ
────バタンッ…
小さなベッドの上に寝かせた。
四つん這いになる俺の下で、愛理が困惑の表情を見せる。
今の状況が理解できないのか…大きな丸い瞳が揺れている。
でもどんな時でも、愛理は俺を真っ直ぐに見つめてくれる。
はじめは、なんとも思ってないヤツだったのに──・・・
自分が他人に“愛しい”とか…そんな気持ちを抱くなんて思いもしなかった。
いつの間にか誰よりも、すげぇ大切な存在で
愛理を自分だけのモノにしたくなってた。