続》キミに…Kiss
絹のように柔らかい髪の毛を撫でると、今まで以上にその存在が愛おしく感じた。
「つーか、俺…どんだけお前が好きなんだよ?」
俺はキャンドルの炎が消えるまで、いつまでも幸せそうな寝顔を見続け
炎が消えた時、ある決心をしたんだ。
起こさないように、慎重に愛理を自分の胸からゆっくりと離し…
ふわふわの前髪をかき分け、おでこにそっと…優しいキスを落とした。
そしてケータイを手に持ち…静かに部屋の外に出て、ある番号を探し…震える指でボタンを押す。
♪ ~ ♪ ~
『……もしもし』