続》キミに…Kiss
そう聞いても…陸は黙ったままで、こっちを振り向いてもくれない。
あたしに背中を向けたまま、静かにドアが閉められた。
『陸、またどっかに行っちゃうの?』
ドアを閉める際、見せた…陸の寂しそうな背中。
それを見た時、なにも言わずアメリカに行ってしまった…あの時のことを思い出して、不安な気持ちに襲われた。
もう離れ離れは、絶対にイヤッ!!
そう、心の中で叫び 起き上がると
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「えっ…?」