続》キミに…Kiss
「そうかなぁ?絶対にそれだけじゃないと思うんだけど」
「ミナミがどんなに怪しんでも、藤咲くんは絶対にからかって楽しんでるだけ!それになにがあっても、あたしは陸だけって知ってるでしょ!」
「ハハッ。そうだった。あっ、陸くんと言えば…ずっと聞きたかったんだけど、2人は……」
「なぁに?」
「ぶっちゃけ、どこまで進んでんの?」
「ゲホッ、ゲホ!なっ、なにをいきなり!?」
いきなりの話題転換にビックリしすぎて、ネクタイを思いっきり自分で締めちゃった。
わかりやすいくらい動揺しているあたしの姿を見逃さなかったミナミは、さらに追い打ちをかけるように言葉を投げかけてくる。
「キスは陸だけって叫んでたところをみると、キスは済んでるみただね。で、その後は……どこまでしちゃった?」
「“しちゃった”とか、そんなハレンチなセリフ。今すぐ禁止!絶対に言ったらダメだから~!」
「クスッ。愛理、顔を真っ赤にしちゃってかわいいなぁ。そっか、そっか。キスの後は……まだなんだ。ってことで、これから楽しみだね♪」
花の乙女がなんつーことを…///