続》キミに…Kiss
はぁ……ビックリした。
だけど、いつかはあたしも陸とキス以上のことを経験する時が来ちゃうんだ。
読者のみなさま、しばらくお待ちくださいませ。
(しばし…愛理の妄想タイム中)
「愛理っ!あんた また口開けたまま、どっかにトリップしちゃってるよ!」
「えぇ~!べ、べつにあたしは陸の裸とか、そういうの。全然、想像なんかしてないから」
「…………」
あたしの言葉に、驚いたミナミは声も出ないままで。
アタタ……。
今日は穴があったら、入りたいことばっかり起きる。
とことんツイてない日だ。
ミナミの目がすっごく冷たいんですけど。
「ハハッ。愛理、サイコー!まぁ、いつでも陸くんとそういうことになったら相談に乗るから」
そう言い残し、軽く手を振りながらミナミはひと足先に更衣室から出て行った。
あたしと同じ年にして大学生と付き合ってる…大人っぽいミナミ。
「そっかぁ。ミナミはもう……」