続》キミに…Kiss
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それから日が暮れて夕方、今日あった出来事を思い返しながら、あたしはモコモコの泡がグルグルと回るゼッケンが入った洗濯機の中をボーッと見ていた。
「あの…?」
突然、聞こえてきたちっちゃな声に振り返ると
そこには…3年生?
すらっとした長身に清潔感のあるサラサラのボブカットが似合ってる知的風女子が立っていた。
ジーッと見られちゃってますが、なんだろう?
今洗濯機を使ってるのは、他に誰もいないってことは…あたし?
「なんか用事でしょうか?」
「あっ、ゴメンなさい。私、凝視して見ちゃう癖があるみたいなんです。バスケ部のマネージャーさんですよね?」
見た目とは全然ちがう…かわいい声と喋り方に驚いた。
「そっ、そうですけど」
「あの…私、1年B組の小野寺(おのでら)カスミと言います」
「えっ 1年生なの?大人っぽいから3年生かと思っちゃった」