夜の帝王の一途な愛
「麻生さん大丈夫かなぁ、ショック受けていないといいけど・・・」
その時部屋のドアが開いて一人の男性が入って来た。
「あゆみ」
「麻生さん」
彼は私の腕を引き寄せ強く抱きしめた。 私の頬を両手で挟みおでこにキスをした。
「急にいなくなったら心配するだろう?この二週間俺がどんな気持ちで過ごしていたかわかるか」
「ごめんなさい」
「あゆみ、帰ろう?」
私は彼の問いかけに黙ったまま俯いていた
「あいつに何言われたか知らないけど、俺はあゆみを手放す気はないから・・・」
「でも、私と別れを考えていると言っていたって・・・」
「俺よりあいつの言葉を信じるのか?」
私は大きく首を横に振った。
「じゃあ、俺と一緒に帰るよな」
「でも・・・」
「他に何か心配事あるのか」
加々美社長にキスされたことを、彼に伝えるか迷っていた。
どうしよう・・・
その時、彼は私に言葉をかけた。
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